大東建託(東京都港区)は、三井住友カード(東京都港区)、ジェーシービー(東京都港区、以下、JCB)および賃貸不動産専門の決済代行会社のハビーズ(東京都新宿区)と提携し、入居初期費用のクレジットカード決済を10月1日より始めた。大東建託の全居住用不動産の管理物件77万5000戸が対象だ。
初期費用は、契約時に支払う敷金、礼金、家賃、仲介手数料、町内会費などが対象。今回提携するクレジットカード決済は、いずれもハビーズが提供するオンライン決済システム「メールでビュン!」を使用する。ユーザーは24時間いつでもどこでもPCやスマートフォン・携帯電話などからカード決済が可能となる。大東建託ではユーザーそれぞれのライフスタイルに合った支払い手段の提供によって、さらなる顧客満足度の向上につなげたいとしている。
同サービスで取り扱い可能なクレジットカードは「Visa」、「Master Card」、「JCB」、「AMEX」「Diners」で、このうち「Visa」「MasterCard」は三井住友カードが、「JCB」「AMEX」「Diners」はJCBがそれぞれ提供する。リボ払いや分割払い、キャンペーンへの応募などクレジットカード会社が提供する各種サービスが利用できることや、ポイントが貯まるのもユーザーのメリットになる。
今回のサービスは、入居初期費用の支払いについて、引っ越し等による一時的な費用負担増のタイミングと重なることもあり、多くのユーザーからクレジットカード決済を要望する声が寄せられていたことからスタートしたという。
同社では、今回のクレジットカード払いへの対応により、カード利用意向の高い新規顧客の取り込みによる契約率の向上や機会損失の軽減による業務の効率化などが見込めると考えている。