トランクルームビジネスに不動産会社が新規参入

東急リバブル

その他|2014年06月30日

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東急リバブルが東京・半蔵門に第1号店をオープン

トランクルームビジネスに注目が集まっている。東急リバブル(東京都渋谷区)は新たに「レンタル収納事業」をスタート。第1号店として、「STORAGE SQUARE 麹町半蔵門店」を7月7日オープンする。
レンタル収納「STORAGE SQUARE」は、ビル一棟または一部のフロアを細分化し、収納スペースとして第三者に賃貸。オーナーの要望があれば稼働率の低いオフィスビルなどを同社で借り上げ、レンタル収納として貸し出す。
麹町半蔵門店は東京メトロ半蔵門線半蔵門駅徒歩1分に346区画を設置。広さは0.4~2.2畳の全43タイプを用意し、料金は月額8300~4万4800円(税込み)だ。
第2号店となる東京都杉並区への出店もすでに決定。高い需要が期待できる東京都心部および周辺部へ順次展開し、今年度1000区画、早期に1万区画の実現を目指す。同社は「広がることが期待できる事業」と話す。
昨年6月からはエイブル(東京都港区)と寺田倉庫(東京都品川区)が業務提携し、入居者向けに収納サービス「minikura(ミニクラ)」を提供。
箱、写真撮影したアイテム、ワインケース、衣類のクリーニング付きなどの4つのサービスを設定。「箱ワンボックスの保管料月額200円無料」などの特典を付けた。賃貸住宅入居者においてもニーズの掘り起こしがこれから進んでいくだろう。
米国企業が日本のトランクルームビジネスに向ける視線も熱い。昨年9月、米大手不動産ファンドの東京―エバーグリーン・リアルエステート・パートナーズ・エルエルシー(以下、エバーグリーン)が、国内トランクルーム最大手のキュラーズ(東京都品川区)を買収。エバーグリーンは、キュラーズ店舗網の充実、日本国内におけるトランクルームの認知度の向上を推進する。
トランクルーム事業は入居者向けのサービスとして、また、オーナーへの提案にも生かせる。不動産会社が向き合うビジネスになりつつあるのかもしれない。

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