IT企業のスゴログから分社し、展開
室内駐輪場設置サービスをご存知だろうか。
客付け競争が激化している賃貸業界だが、空室を埋めるのは何も人間でなくてもいい、室内駐輪場として機能すれば、その部屋で収益を得ることも可能であることを主張したサービスだ。
視点を切り替えた空室対策の一助として、テレビや業界紙など、各メディアがこぞって報道した。
同事業を展開する自転車創業(東京都渋谷区)は、WEBマーケティング事業をメインに展開しているスゴログ(東京都渋谷区)が元々行っていた駐輪場設置事業が分社化した企業。
外での設置がメインだったが、今後は空き室に照準を絞り展開していくという。
中島大社長は、「ターゲットはビジネスマン。自転車で通える通勤圏内に居を構える人が増えている。自転車にこだわりを持つ彼らに活用してもらいたい」と話す。
特に高級自転車をに乗るような、自転車に愛着のある会社員に狙いを定めていく。
そのため、駐輪場の設置場所はサラリーマンの通勤圏としてビルが集積するエリアに限られてくる。
今後、どのように利用者を獲得していくのか。
「メディアでの露出を増やしていきます。WEBメディア、テレビ、ラジオなど。その他は看板やのぼり、ビラ配りで認知度を上げていければ」(中島社長)。
室内駐輪場の設置代金は、原状回復費を除けば無料で行える。
設置するのは駐輪器具と、自転車メンテナンス用のロッカーだ。
シャワールームも併設可能。
ワンルーム13.24㎡の居室があるとしたら、16台分の設置が可能。
利用プランは複数あり、3ヶ月で月額2万4980円から利用できるもの、1ヶ月で9800円で利用できるものまで様々。
中島社長は「全国で3万ヶ所を目標に取り組んでいく」と、今後の展開を述べた。