来春に登録件数10万室目指す
セルフストレージ(トランクルームやコンテナボックス)の滞納保証や、決済のオンラインシステムを提供するパルマ(東京都千代田区)は、11月4日から、セルフストレージの集客支援システム「クラギメ」の提供を始めた。
「クラギメ」とは、クラギメに集められたトランクルームやコンテナボックスの物件情報を、さまざまなサイトに配信するというもの。
複数のポータルサイトなどに掲載されることで、ウェブ上に出現する回数を増やし、各セルフストレージ事業者のホームページなどへのネット集客を強化することができる。
事業者側は、SEO対策などの費用や手間を削減できるメリットがある。
パルマが提供する、セルフストレージ物件の在庫管理・オンライン決済システム「クラリス」利用者の場合、「クラギメ」への物件登録をパルマが無料で行う。
費用体系は成功報酬制度で、問い合わせ反響メール1件につき月額賃料の20%、成約の際には月額賃料2カ月分を事業者が同社に支払う。
クラギメへの登録自体は無料だ。
高野茂久社長は「すでに、50社の企業から賛同を得て5万室を登録しています。年末には7万室に拡大する予定で、セルフストレージ登録数としては日本最大級になります」と話す。
来春までで10万室の登録が目標だという。