決算発表続く賃貸関連企業

レオパレス、スターツが管理売り上げ好調

各社の第３四半期決算が相次ぐ中、賃貸関連事業が業績をけん引する上場企業が目立つ。
レオパレス２１（東京都中野区）は２月６日、２０１５年３月期第３四半期の決算発表を行った。
売上高は３５０７億５６００万円と前期比２.１％増、営業利益９５億１３００万円と８.７％増。
当期純利益は２２.７％増の７８億５６００万円。
セグメント別では、建築請負、シルバー、ホテルリゾートなどが営業利益で減益になる一方、賃貸事業は増収増益を継続した。
同社の賃貸部門の好調の理由が法人契約数と、外国人入居者の伸びだ。
法人契約は２４万２２９３戸で、前年同期比１万４７１３戸増加している。
業種としては建設業の伸び幅が大きい。
外国人契約者は１万３４２０戸で、１年前よりも２４２８戸増加した。
同日平成２７年度３月期第３四半期の決算を発表したスターツコーポレーション（東京都中央区）。
売上高１１４２億３５００万円と前年同期比４.５％増、営業利益１１７億７９００万円で１.６％増。
事業別にみていくと、不動産管理事業の売り上げが４４５億３４００万円と６.５％の増収。
営業利益は２０.８％増の５０億３１００万円。
賃貸住宅の管理戸数は４.５％増の４７万１９７３戸と順調に伸ばしている。
また、賃貸仲介事業では、クレジットカードによる家賃支払いでポイント付与するサービスを強化。
法人取引も強化したことで、増収増益になった。
２月１２日には、昨年上場したＡＭＢＩＴＩＯＮ（東京都渋谷区）とビーロット（東京都港区）が決算を発表。
２月１６日には、シノケングループ（福岡県福岡市）の決算発表を控える。