機能・デザイン重視の2種類開発
伊藤忠都市開発(東京都港区)は、タカラスタンダード(大阪府大阪市)と三井デザインテック(東京都港区)とともに、ユーザー視点を盛り込んだキッチン「KICHIN to KITCHEN」を共同開発し、同社建設の新築賃貸マンション「クレヴィア リグゼ西新宿」に導入した。
同キッチンは、機能性重視の「クレバーキッチン」とデザイン性重視の「クールキッチン」の2種類がある。
単身入居者のグループインタビュー結果から調理頻度や調理方法によってキッチンに対するニーズが異なることがわかり、それらを反映したキッチンを開発した。
キッチンの使用頻度が高い層向けの「クレバーキッチン」では、シンクの半分を覆うプレートや、可動式ワゴン、スパイスラックなど、作業、収納スペースを取り入れた。
一方、使用頻度が低めの「クールキッチン」にはオープン棚やペットボトル、インスタント食品などが置ける大容量収納、前壁はタイル貼りにした。
導入した物件「クレヴィア リグゼ西新宿」は、東京メトロ丸ノ内線西新宿駅から徒歩7分。
RC造13階建て全57戸。
間取りはワンルーム、1K、1LDK、2LDK(25.01~58.79㎡)で家賃は10万9000~26万円。