「公」テーマに313作品から選出
大東建託は2月16日、「第4回大東建託 賃貸住宅コンペ」の結果を発表した。
テーマは「賃貸住宅の公(おおやけ)」、サブテーマが「賃貸住宅群が織りなす可能性」。
応募作品313点の中から1次審査通過作品6点と、入選5点、学生特別賞5点を選出した。
2月6日の最終選考では最優秀候補6組がプレゼンテーションをし、審査員の公開ディスカッションで最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞を選考した。
当日は関係者以外に53人の一般来場者が参加。
最優秀賞を受賞したのは、東京大学大学院の山本至氏と山下設計の稲垣托氏の「『空』の賃貸」。
高層化する建築の中で公性をどう折り込み、作っていくべきか説いた提案だったという。
「日本の社会状況をよく読み解き、可能性を示した提案であり、制度まで踏み込みよく考えられた、スケールの大きな作品」と評価された。