会員総会に55名が参加
一般社団法人日本シェアハウス協会(東京都杉並区)は8日、2016年会員総会をメイショウエステート本社(東京都大田区)で開催した。
55人が来場した。
協会の活動内容の紹介のほか、賃貸市場の動向と、民泊の関わりに関する基調講演や会員による運営管理のノウハウの発表を行った。
特に注目が集まったのは、不動産開発を手がけるケッセル(神奈川県海老名市)のシェアハウス運営管理に関する発表だ。
神奈川県内でも空室率4割とされている厚木市で1棟42戸のシェアハウスを運営・管理しているが、オープンしてから6年間、入居率90%以上を維持している事例を紹介。
常駐する管理者の荒木正博氏が、入居者全員の名字を覚えて挨拶していることなどがコミュニケーションを円滑にし、トラブル防止につながっていることなどを語った。
総会は毎年秋に開催し、協会員の情報共有の場にしている。
山本久雄会長は「この機会を活用して、日頃の悩みや課題を解消する手助けになれば」と語った。