遊休スペースの活用を促進
会議室の時間貸しサービスを手がけるスペイシー(東京都目黒区)は、新たに貸し会議室運用サービスの提供を開始する。
サービス名は『だれでも会議室』。
スペイシーが運営する会議室検索サイトへの物件掲載にあたり、物件の選定からオーナーへの交渉、会議用のテーブルや椅子の設置、室内清掃などの運営までスペイシーがワンストップで代行するパッケージサービスだ。
設備に対する保険の完備や賃料の保証も行うことで、投資への不安を解消する。
4月1日から提供を開始する。
現在、都内の新宿や渋谷など、ビジネス街を中心に約2000件を扱う。
企業の会議室や英会話スクールの一室など、平均で4~5坪ほどのスペースが多い。
サイト上で利用したい日にちと時間を入力すると、利用可能な物件の一覧が表示される仕組みだ。
サービス開始の2013年10月から、利用者数は延べ60万人を超える。
「簡単な打ち合わせや面談などでの需要があるなか、貸し会議室の供給数はまだまだ少ない」(内田圭祐社長)。
物件によって1時間500円から利用できる低価格での提供で、需要拡大を狙う。
2月末には、ニッセイキャピタルおよび既存株主を引受先とし、約2億円の第三者割当増資を実施。
副業の解禁やテレワーク、リモートワークなど多様な働き方が検討されるなか、遊休スペースの活用推進に注力していく。