1台38万円、3日で問い合わせ8件
飲料水の自動販売機を開発・製造しているウォーターポイント(広島市)は10日、宅配ボックス事業に新規参入した。
宅配・セキュリティボックス『トランスマイスター電子‐BOX』の販売を5月末に開始する。
初年度の目標販売台数は100台。
専用磁気カードとパスワードで荷物の預け入れ・取り出しができる。
利用状況を確認できる機能も付いており、開閉日時の確認や、3日以上滞留している荷物は警告通知が表示される。
1台38万円(税別)で、メンテナンス付きのリース代は、8年間で月6000円。
他社製品が50万~60万円であることが多いのに対して、比較的安価な価格での販売を提供できるのは自社設計・開発しているからだ。
関西、関東、広島の賃貸住宅をメーンに、水自動販売機を納品した全国のスーパーなどに設置していく。
小早川克史社長は「当社でも、かつて飲料水の配達を行っていた当時、不在で持ち帰ることが多かった。こうした非効率を解消したいという思いがあった」と話す。
リリースから3日足らずで、事業者などからすでに8件ほど問い合わせが入っているという。賃貸オーナーの開拓は、不動産会社を通じて行っていく考えだ。