上場企業が新法の民泊利用者見据える

サンセイランデック スター・マイカ

2017年07月12日

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商機見いだし早期参入

サンセイランディック 百戦錬磨と業務提携
底地や借地権など、権利が複雑な不動産を専門で取り扱うサンセイランディック(東京都千代田区)は6月30日、民泊専用のプラットフォーム『STAY JAPAN(ステイジャパン)』を運営する百戦錬磨(仙台市)との業務提携を発表した。

同社は通常、保有している底地上に立つ建物を土地とまとめて借地権者に売却する事業を行っているが、収益性が良くないなどの理由から売買が成立しないケースもある。
なんとか収益化して売却したいという狙いから、民泊の利益率の高さに着目していた同社は国家戦略特区の東京都大田区で一棟、特区民泊の許認可を得た物件を約1年間運用した。すると、観光客の増加でホテルを予約しづらい状況から、出張のサラリーマンや近隣の工事現場の作業員など、国内需要が多かった。

特区民泊や来年をめどに施行される民泊新法は旅館業法の許可を取得するよりも審査基準が厳しくないことなどから、主に特区民泊の運営物件を取り扱い、サービスの拡充を推進することが期待できる百戦練磨との業務提携に踏み切った。

今後は、サンセイランディックが建物の借り手の権利関係を清算したうえで、民泊物件としてコンバージョン。底地の借地権者に売却していく。管理は同社か代行会社が行い、物件の集客はステイジャパンや旅行サイトの『Booking. com』などを通じて行う。土地所有者の高齢化で売買案件は増えていくことが今後も予想されるという。

流動化が進まない不動産の活用や売却のために、民泊を一つの解決方法として取り入れていきたい考えだ。


スター・マイカ システム構築のため昨年6月から準備
中古区分マンション投資を行う東証2部上場のスター・マイカ(東京都港区)は3日、2016年12月1日~17年5月31日までの11月期中間決算の説明会を東京都中央区の鉄鋼会館で行った。

民泊新法が成立したことを受け、本格的に民泊事業へ参入する予定であることにも言及した。すでに昨年の6月には運営代行業を手がけるSQUEEZE(東京都港区)とも提携しており、家具付きや短期賃貸への対応やオペレーション体制、システム構築などの準備をしてきた。施行後早期の参入を目指す。

決算内容では、売上高123億600万円で前年同期比19.4%増、営業利益が22億7200万円で41.5%増、経常利益が19億5100万円で54.2%増、純利益が13億5300万円で65.7%増の大幅な増収増益となった。投資を行うインベストメント事業で、保有していた東京と神奈川のマンション合計2棟を予定よりも前倒しで売却したことが売上に貢献した。

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