出張買い取り事業を展開するマクサス(東京都品川区)が1日、家主や管理会社向けに、商談が成立した紹介1件ごとに5000円をキャッシュバックするサービスを開始した。
同サービスは、入居者の引っ越し時など、不要になった家具・家電などの一括買い取りを行うもの。他社のサービスと違うのは、ブランド品にのみ限定する企業が多い中、買い取り対象が食器や酒なども含み幅広い点と、出張前に買い取り金額の査定ができる点だ。通常、他社では出張し査定した上で買い取り金額を決めるが、同社では買い取り依頼者がウェブサイトにアクセスすることで利用できるビデオチャットで、あらかじめどのような不用品を売却したいのかを確認することができる。また、買い取り価格は他社よりも5~10%高く設定している点や、時間をかけずに売却することができる点などでリピーターも多いという。
同社は2012年に設立し今年で年商2億2000万円に伸びてきた。残置物の撤去や遺品整理など不動産会社から依頼されるケースもあった。今回、販路拡大のためキャッシュバックサービスを開始。退去時に、入居者への同サービスの紹介を家主や管理会社が行い、実際に利用があった場合に月末で集計を行い、1件につき5000円を提携企業に振り込む。今後はウェブサイトで提携企業を募集した上でリーフレットの配布などで入居者へ告知し、年間500件の利用を目指す。
関憲人社長は「不動産会社との連携の構図をつくっていきたい」と意気込みを話した。