外国人向け不動産ポータルサイトを運営するリアルエステートジャパン(東京都港区)は1日、東海地方の賃貸管理大手、ニッショー(愛知県名古屋市)との業務提携を発表した。
ニッショーの管理物件をポータルサイト『realestate.co.jp』に掲載することで、増加する外国人の賃貸ニーズを取り込む狙いだ。賃貸借契約時においては、同じくニッショーと業務提携するジープラスメディア(東京都港区)が借主となり、外国人入居者に転貸する仕組みをとる。物件オーナーや管理会社に対し、家賃滞納などのリスクを回避することが目的だ。
入居時には、マルチリンガルスタッフを有するジープラスメディアが、電気やガス、水道などの各種ライフラインの利用手続きをサポートする。そのほか、初期費用や毎月の家賃をクレジットカードで決済できるようにすることで、外国人入居者をサポートする。
この転貸スキームは、昨年6月、『ハウジングサービス』としてリアルエステートジャパンとジープラスメディアが提供を始めた。これまで、日本管理センターや東急住宅リース、ミサワホームなどとも提携している。