京都で宿泊施設の開発事業を開始

S-FIT

その他|2017年09月06日

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5棟の売却先が決定

賃貸仲介・管理業のS-FIT(東京都港区)が京都市で宿泊施設の開発事業に参入したことを4日、発表した。

収益不動産として企画開発し、投資家に売却する。近畿エリアの観光需要が高まるなかで、首都圏に比べ土地の仕入れ価格が低いことから開発エリアを京都駅から北側3km以内に限定。物件の規模は木造2階建てからRC造の4階建てなどさまざま。販売額も数千万円から1億円前後の物件もある。想定利回りは6%を基準にしている。

初年度は10棟の開発を目標にしており、すでに7拠点で開発に着手。うち2拠点3棟が完成済みで、秋以降の開業予定。開発中も含め5棟の売却先が決まっている。
既存の物件を改築するのは1棟のみで、あとは新築を建てる。築古の物件は旧耐震など構造的に問題が多く、融資を引くのが難しいためだ。

運営は自社では行わず、業務委託もしくは賃貸で物件ごとに異なる運営会社に任せる。
完成しているのは、京都線「大宮」駅近くの木造2階建て2棟と、山陰本線「丹波口」駅近くの木造2階建て1棟。どちらも敷地面積は70㎡弱で、京町屋風のデザイン。和室やキッチンもあり、一棟貸しホテルとして運営する。
宿泊料金は1泊4万円程度の単価を想定。主に家族連れや複数人の外国人観光客の利用を見込んでいる。

9月に完成予定の物件はビルタイプで、敷地面積は約280㎡。RC造の4階建てで、全26室。場所は京都線「大宮」駅近く。

売却せずに自社保有する物件もある。京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅近くで建築中のRC造で、全19室のホテルだ。
ホテルの収益物件を開発するノウハウを蓄積し、今後法整備が進む新法民泊や、簡易宿所などの事業参入も検討していく。

柴原友規社長は「他の地域に比べ京都は、欧米からの観光客が多く平日の宿泊利用が多いことも魅力の一つ。またブランド力があるため外国人投資家の購入希望も多い」と語る。

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