テーマは「既存価値を上げる」
大東建託(東京都港区)は、今年で6回目の「賃貸住宅コンペ」を開催するため、1日から募集を開始した。
今年のテーマは「既存価値を上げる賃貸住宅(豊島区編)」。地域が抱える社会問題を発見し、解決に導く賃貸住宅の在り方を考えるもの。東京都23区で唯一、2040年までに若年層の人口が半数以下になる「消滅可能性都市」の候補に挙げられている豊島区を企画の対象エリアにしている。
今回は住宅のデザインだけでなく、ビジネススキームにも焦点を当てる。入居者のための空間づくりだけでなく、土地所有者にとっての事業性も加味し、付加価値が高い賃貸住宅の提案に期待をしているという。
募集期間は18年1月10日まで。審査員は東京大学教授の千葉学氏をはじめ5人が務める。最優秀賞作品には賞金200万円が贈られる。