時間貸しサイトと連動で稼働状況を管理
無人島や神社仏閣などさまざまな空きスペースを貸し借りできるマッチングサイト『スペースマーケット』を運営するスペースマーケット(東京都新宿区)は民泊事業に本格参入する。
住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行に合わせ、民泊施設を宿泊希望者に仲介するサイト『スペースマーケットSTAY』の運営を開始する。先行して5日に、民泊ホストの事前登録の受け付けを開始した。
民泊新法では180日の営業日数制限があるため、残りの日数は『スペースマーケット』で、レンタルスペースとして貸し出し収益性を上げることができる。これを強みに他の民泊仲介サイトとの差別化を図っていきたい考えだ。
『スペースマーケット』と『スペースマーケットSTAY』、2つのサイトを連動し稼働状況を一括管理できるようにする。
『スペースマーケット』には、すでに1万2000件の貸しスペースが登録されている。
成約数は月間5000件以上で、中には撮影や仮装イベントの会場として利用するなどユニークな用途がある。
『スペースマーケットSTAY』では、イベントを付加価値とした宿泊を提供するホストもターゲットとしている。
重松大輔社長は「1年後には1万件以上の登録を目指している」と話した。