3年以内に9拠点に拡大目指す
全国に7棟のシェアハウスを運営する絆人(東京都板橋区)は5万円の月額家賃を支払えば、東京・大阪・奄美大島にある複数の物件を、1カ月以下の短期間でも利用できるサービスを15日から開始した。
入居希望者は、拠点となる大阪市内のシェアハウスのドミトリー部屋で賃貸借契約を結ぶ。1カ月のうち15日以上の大阪の物件に滞在することが条件で、それ以外はほかの2拠点のシェアハウスを無料で利用することができる。
宿泊するのはシェアハウスに設けられているゲストルームだ。原則、前日までの予約が必要。今回トライアルとして2人分の枠を設け募集する。
利用ターゲットとして想定しているのは、フリーランスで仕事をする人や、東京や大阪に出張を頻繁にする社会人だ。複数のシェアハウスで友人をつくることができることも魅力の一つだ。
今後、全国に拠点を増やしていく。自社での開設だけでなく、同業他社と提携し、ネットワークを拡大していく計画。
平岡雅史社長は「3年以内に国内で7つ、海外で2つ、計9拠点からなるネットワークをつくることが目標だ」と話す。