分業制で業務効率化図る
S-FIT(東京都港区)は17日、さいたま市に法人営業本部の支店を開設した。
既存の取引先企業から埼玉エリアの部屋探しの依頼が多く、迅速な対応と新規企業の獲得をしていく。部屋探し以外に契約金の立て替えや退去立ち会い、社宅規約の見直しなどのサービスも提供している。一般的な集合住宅の賃貸だけでなく、ドミトリーやシェアハウス、マンスリー物件の需要も増加しているという。企業にとって従業員満足度を高める目的で社宅制度を取り入れる傾向が強いようだ。
同社では賃貸営業と契約業務を分業している。これまでは営業スタッフが接客や物件案内、契約まで行っていたが、業務効率を図った。また提携先企業の開拓を強化するため専門部隊を設けたほか、追客にAIを導入して、中長期的に部屋探しユーザーへのアプローチ頻度を上げていく。
紫原友規社長は「オープン日からすでに依頼をいただいている。大宮支店を足がかりに全国展開を加速していきたい」と意気込みを語った。