複合型の賃貸マンションを企画
西武プロパティーズ(埼玉県所沢市)は賃貸住宅の企画を推進する。同社は西武グループの保有する不動産を管理する。西武鉄道沿線の土地の有効活用として、賃貸住宅の開発を年1棟ペースで進めていく。
3月には西武新宿線「鷺ノ宮」駅徒歩3分に『emilive(エミリブ)鷺ノ宮』を完成する予定だ。地上10階建て全70戸の賃貸マンションで、30代のDINKSや子育て世帯がターゲット。1階にグループ運営のフィットネスジムを併設する。子どもの遊び場やガーデニングに使える専用庭付きや、眺望を楽しめるルーフバルコニー付きのプランも設計した。
同社は、プリンスホテル併設の高級賃貸住宅以外に、『エミリブ』シリーズで賃貸マンションを開発してきた。沿線の活性化で子育て世帯を取り入れるため、5棟目となる鷺ノ宮に続き、豊島区で建設中の案件ではグループ運営の保育園『Nicot(ニコット)』が入居する予定だ。Nicotの他の園では、一時保育の受け入れ実績もあり、同物件においても小さな子どもがいる入居者への付加価値サービスを予定する。