潜在住宅取得層の管理物件入居者がターゲット
大和ハウス工業(大阪市)は8日、同社初となる、賃貸併用分譲住宅『SEJOUR DD-1(セジュール ディーディー・ワン)』を発表した。同商品は、ペット飼育ができることをわかりやすく伝えられるよう、完成時にオリジナルの犬小屋がついた住宅。
特徴は、戸建ての1階の一部に玄関を別にした40㎡ほどの賃貸住戸を設計した点にある。住宅購入者は、1階の賃貸部分以外と2階の居住スペース約100㎡を使って広々と住める。賃料収入が得られるため、住宅ローン返済を軽減できる。
同社の堀福次郎専務は「グループの大和リビングでは53万世帯を管理しているが、そのうち、1万5000世帯が退去後に住宅を購入している。その潜在顧客に対して訴えられる商品を考えた。ペットの飼える賃貸住宅は管理物件の中で5%しかない。我慢せず、愛犬と住みつつも、住宅購入の負担を減らせる」と語った。