M&Aした学生情報センターと共同事業
東急不動産(東京都港区)は15日、初となる学生レジデンス『CAMPUS VILLAGE(キャンパスヴィレッジ)椎名町』の入居を開始した。
2016年にM&Aした学生向け賃貸住宅管理の老舗である学生情報センター(京都市)との共同事業。土地の仕入れ・開発は東急不動産が担当。管理・運営は学生情報センターが行う。
西武池袋線「東長崎」駅から徒歩7分の場所に立つ6階建て167戸の大型プロジェクト。特徴はセキュリティの高さや栄養価の高い食事の提供により、親が安心して子どもを預けられるハード、ソフトサービスの充実だ。セキュリティーは、エントランス、階ごと、居室の3カ所に設定してある。1階の食堂では、朝・夕の2回、管理栄養士が考えた健康的な食事メニューを月1万7000円で提供する。
入居者同士のつながりができるよう、フロアごとに22~50㎡の共有ラウンジを設計。北欧、パリ、バリ、米西海岸、ニューヨークなど異なるコンセプトのデザインで個性を出した。ソファーや大型キッチンを備え、入居者同士や友人を呼んでのミニパーティーも開けるスペースになっている。
専有部は11.56~12.87㎡で、シャワースペースか浴室とトイレを設置、机やベッドの家具付きだ。共有のランドリーもあるため、入居者は家具や家電を買わずにすぐに入居できる。家賃は5万5000~7万7000円、別途共益費1万8000円で、周囲の新築と同等の価格設定だという。