海外不動産仲介会社と業務提携
不動産取引の日本版エスクロー(第三者預託)サービスを提供するエスクロー・エージェント・ジャパン(EAJ:東京都千代田区)は3月23日、海外不動産の仲介を行うビヨンドボーダーズ(東京都新宿区)と業務提携契約を締結した。ビヨンドボーダーズがインバウンド不動産取引を行う際、EAJが提供する非対面決済サービス『H'OURS(アワーズ)』を取引関係者に提案していく。
『H'OURS』は、不動産取引の売買代金や諸費用を信託口座で預かって決済を行い、書類の授受や手続きを同社ネットワークの司法書士が請け負うサービス。取引の進ちょく状況は独自のクラウドシステムで管理する。
日本の不動産取引では、諸費用や書類の受け渡しのために関係者が集まる決済立ち会いが商慣習として行われている。ビヨンドボーダーズが運営するポータルサイト『セカイプロパティ』を通じて海外在住の外国人が日本の不動産を購入する場合、従来は立ち会い決済のために来日しなければならず、時間や経費の負担が大きかった。