IT事業に本格参入
収益不動産売買を行う清陽通商(大阪市)はIT事業に本格参入。不動産会社などに活用してもらおうと、AIを使った登記データシステム『CERET(セレット)』の提供を15日、開始した。
登記データの収集やメンテナンス、所有者リストの電話番号の付加、登記変動の追跡などができるサービス。「ブツアゲ」と呼ばれる売り物件を探す際、これまでは登記情報を法務局で取得し、手作業でデータ化していた。加えて、日本の登記制度では、住居表示と地番の2つの住所が存在するため、照合も人の手によって行われていたり、日々変動するデータの更新作業がなかなかできなかったりと非効率だった。