地方企業のサテライトオフィス需要を見込む
不動産賃貸の仲介、管理、売買を手掛けるガリバー(東京都中野区)は、シェアオフィス『G‐style(ジースタイル)』を約1年の試験運用を経て11月26日に本格オープンをした。
場所は東京メトロ丸ノ内線「新中野」駅から徒歩6分。築40年SRC造、11階建ての1階の一部を購入し、リノベーションした。
元は事務所だったが、その中に建物全体の電気施設の出入り口があるため、一般住宅としての利活用が難しい物件だった。
オーナーからの相談と、同社が地元の中野区が主催する企業支援活動に参加していたことから、シェアオフィスを提案した。
同シェアオフィスは、パーテーションで仕切られた半個室ではなく、完全な個室型だ。
起業家、地方企業のサテライトオフィス、今まで自宅を仕事場と兼用していた人などの需要を見込む。同社の担当者は「落ち着いて仕事ができる環境を提供するために完全個室とした。
そのため不特定多数の人が出入りする時間貸しなどは考えていない。
課題は募集方法。シェアハウスではなくスペース貸しでもないので難しい」と話す。