空き家バンクの機能拡充
国土交通省は7日、全国の空き家情報などの検索サイト『全国版空き家・空き地バンク(以下、全国版バンク)』内において、廃校や職員宿舎、公有地など遊休状態にある公的不動産(以下、PRE)の情報公開サイトを開設した。
同サイトでは、PRE情報の検索機能を追加し、PREの活用を検討する事業者への情報提供の充実化を図るとともに、取引のさらなる円滑化を目指す考えだ。
民間が運営する全国版バンクは2サイトあり、公募で選定されたLIFULL(ライフル‥東京都千代田区)、アットホーム(東京都大田区)が運営するポータルサイトになる。
PRE関連情報は、同2事業者が運営するサイト内の専用ページに掲載される。現在、掲載物件数はLIFULLが0件、アットホームは36件。同2事業者ともに今後、各自治体への周知活動を進め、掲載物件数を増やしていく予定だ。
LIFULLの広報担当者によれば、宅地などの土地のほか、廃校や職員宿舎といった建物も取り扱っていくため、建設会社をはじめ、テレワークや民泊を展開する事業者など、幅広くニーズに対応していく考えだ。