「非対面仲介」促す新ビジネス登場
統計データ|2020年06月08日
ビデオ通話などのオンライン接客に対応している賃貸仲介会社の一部で、次のステップを見据え、新事業を展開する動きが出てきている。1月にビデオ通話対応を始めたietty(イエッティ:東京都渋谷区)は3月下旬、同業向けにオンライン接客の体制構築を支援するサービスを開始。日本住宅販売(北海道札幌市)は、仲介手数料無料と非対面接客の2つの仕組みを提供するフランチャイズを年内に立ち上げる。業界内で、ビジネスの新しい潮流が生まれようとしている。(関連記事=2~7面)
イエッティは10社とコンサル契約
チャット対応を駆使した賃貸仲介で知られるイエッティは3月下旬、同業の不動産賃貸会社向けにオンライン接客の体制構築や運営をサポートするコンサルティングサービスを始めた。センチュリー21・ジャパン(東京都港区)の加盟企業向けに4月からウェブセミナーを定期開催し、現在10社とコンサル契約を締結している。これから『ヤフー不動産』の利用企業にも積極的に提案を進める。