賃貸仲介の収益力は何で決まるのか。さまざまな指標がある上に、業界として明確なモノサシがあるわけではない。そこで本紙は、賃貸仲介件数や内訳、単価をはじめとした各種指標を複数の地場企業にヒアリングした。第3回目の今回はネクステップ、寺村不動産、タキナミネクストの3社を紹介する。
ネクステップ、仲介件数の6割が専任媒介
地元で30年、信頼関係を構築
管理戸数約3100戸のネクステップ(福岡県那珂川市)は、売上高のうち賃貸事業が15.6%を占めている。構成比率にして36.8%の賃貸管理事業、18.5%の売買仲介事業に次ぐ3番手に位置付く。創業30年となる同社は、最寄り駅となる博多南駅の完成と同時に店舗を構えた地場の不動産会社として、地元のオーナーと信頼関係を構築してきた。