賃貸仲介事業の経営効率を追求する上で、一つの指標になるのが、来店者数のうちの成約率を表す「来店成約率」だ。本紙が実施した国内400社分のアンケート内容によれば、来店成約率は3割の会社から9割の会社までばらつきがある。今回、その中でも比較的高い6~9割の来店成約率となっている会社の事例を取り上げる。今回は、法人仲介に強いエル・ディー・ケイ、FPRの2社を取り上げる。
エル・ディー・ケイ、「来店してもらうまでが勝負」
顧客情報一元化で接客効率向上
年間賃貸仲介件数2740件のエル・ディー・ケイ(大阪府吹田市)は、その仲介件数すべてが法人契約だ。来店前に顧客の入居希望物件を固める接客を行うことで、来店成約率9割を維持している。