上場2社を子会社化
その他|2011年05月23日
住生活グループ(東京都中央区)は16日、室内装飾メーカーの川島織物セルコンと木材加工メーカーのハイビックを完全子会社化することを発表した。買収額は2社合計で94億円程度を見込む。内装用カーテンや住宅用木材など、住設機器に近しい事業を手掛ける2社を取り込むことでグル―プの総合力をさらに高める狙いだ。
株式交換によって完全子会社化する。川島織物セルコンの普通株式1株に対し同社の株を0・053株割り当てる。買収額は現在の株価で54億円程度となる見通し。川島織物セルコンは7月27日付で上場廃止、8月1日付で完全子会社となる予定。ハイビックに対しては同0・094株を割り当て、買収額は40億円前後を見込む。9月28日付で上場廃止、10月1日付での子会社化を予定している。
なお、同社は8月1日付で米ゼネラル・エレクトリックの日本法人、日本GEの会長を務める藤森義明氏を社長に迎えることを発表したばかり。中長期戦略として、今後も積極的なM&A、海外進出を推し進めるという。