家賃債務保証大手のリクルートフォレントインシュア(東京都中央区)は7月15日、親会社であるリクルートから49億200万円の寄付を受け、債務超過を解消した。これに伴い、同日付けで宗健代表取締役社長が取締役に、葛原孝司取締役が代表取締役に就任した。
同社は前期末に45億1058万円の債務超過に陥った。昨年に会計基準の変更を受けて保証料を一括売り上げ計上方式から期間按分形式に変更したのに伴い、過去の売上高47億8071万円を今期以降に繰り越したため、同額を特別損失として計上していた。親会社からの寄付により、同社は3億9142万円の資産超過に改善している。
なお、債務超過の解消に伴い、リクルートが出資比率を引き上げ、100%子会社化している。