ミサワホーム(東京都新宿区)は壁式鉄筋コンクリート造の賃貸マンションを自社ブラントで開発し、「WISE(ワイズ)」として1月1日から販売を開始した。市場ニーズが高い首都圏で販売をスタートし、順次全国に販売を展開していく。
同社は中期経営計画の中で、新築住宅市場が縮小している現状を踏まえ主力事業である注文住宅への過度な利益依存を見直し新たな収益源の確立を目指すとしている。堅調な賃貸住宅市場を背景に、「特建・マンション事業」の強化に向けて今回の新商品を発表した。
「WISE」はプランの企画化や省部材設計、部材の工業化率を高めるなど総合的なコストダウンを図り、坪52万円(2DK・16戸4階建て/都市部の場合)というコストパフォーマンスを実現。また躯体工事は、弓場建設(鹿児島県鹿児島市)のオリジナル工法を採用して、産業廃棄物の大幅な削減を可能にした。
単身者からファミリー向けまで幅広い居室プランをベースに、戸数と階数を組み合わせた30プランを用意。初年度20棟の受注を目指す。