開発・再生ノウハウの活用目に期待
小田急電鉄(東京都新宿区)は2月10日、取締役会においてコクヨファニチャーから不動産会社UDSの株式の一部を取得し、子会社することを決議したと発表した。
取得株式は8100株。
取得後の持ち分比率は小田急電鉄90%、コクヨファニチャー10%となる。
今回、小田急電鉄がUDSを子会社化した大きな狙いは、既存事業の収益力強化と新たな事業領域の創出。
UDSの住宅開発や街づくり、コーポラティブハウス、目黒区の複合施設「CLASKA」の再生に代表されるリノベーションなど実績やノウハウを生かし、小田急沿線内外で今まで以上に暮らしやすい街づくりを進めていく方針だ。
なお、小田急電鉄はすでにUDSと今春、代々木上原駅前で開業予定の複合施設「node uehara(ノードウエハラ)」などで共同事業に着手。今後もM&Aを活用し、新たな事業の創出を図り、事業展開していく方針だ。