タクシー内覧で成約率20%上昇
大阪府の北摂エリアを中心に約4800戸を管理する穂積住宅(大阪府茨木市)。
25年ほど前から家賃保証や借り上げを行い管理受託を伸ばしてきた。
2019年1月から、タクシー会社と連携し内覧を運転手に委託するサービスを開始。
入居希望者の反響も上々だ。地元管理会社ならではの取り組みを取材した。
大阪府北摂エリアで約4800戸管理
――今年で創業43年目になるのですね。
景山 創業当初は私の父親で現会長が売買仲介を主力事業としていました。
1998年に私が当時勤めていたミニミニに穂積住宅がフランチャイズ加盟したことで、本格的に賃貸仲介・管理業に参入しました。
現在は茨木・高槻・吹田・摂津などの北摂エリアを中心に、約4800戸を管理しています。
――管理戸数を増やした要因は何だったのですか。
景山 オーナーとの距離が近いことが強みです。一般的には、物件清掃やクレーム処理などの管理業務と、客付けに関する仲介業務をそれぞれ別の社員が担当します。
当社では土地活用やリフォーム提案なども含め、オーナーと関わる業務は全て営業社員が受け持ちます。
オーナーは複数の社員とやり取りする煩わしさがなくなり、社員もオーナーとコミュニケーションを深めることができます。
また、98年のフランチャイズ当初から、家賃債務保証や借り上げを提案しています。
当時関西で家賃保証などを行う不動産会社は少なく、オーナーに対して地道に信頼関係を築いてきました。
内覧にはパートが回ることもある