アットイン(愛知県名古屋市)は東海エリアでマンスリーマンション(以下、マンスリー)を運営し、年商は42億円に上る。2月にはレジデンストーキョー(以下、RT:東京都渋谷区)のマンスリー事業を譲受し3100室にまで運営数を伸ばした。今後は、都内での物件開発や海外の法人との関係強化による事業拡大を目指す。2021年3月にトップに就任した平塚正人社長に、同社の戦略や差別化サービスについて聞いた。
マンスリー3100室運営、売り上げ42億円
投資家に12棟販売 開発から運営まで対応
―マンスリー事業が御社のメインビジネスということになりますか?
当社の年商は21年度で42億円ですが、そのうちマンスリー事業が約75%を占めます。運営室数は3100室になります。ほかには、ホテルや温浴施設の運営が20%、シェアハウスと民泊で5%ほどになります。マンスリー事業では、土地から仕入れて開発したシリーズを展開しており、これまでに12棟約500室を投資家に販売してきました。販売後は当社がサブリースし、運営を行います。04年の設立以来、名古屋市を中心に東海3県で事業を展開してきました。愛知県は製造業が盛んで、法人によるマンスリーのニーズが高いことが理由です。