絵画が映えるダイニングで賃料1万3000円アップ

2017年01月02日 | リノベーション

  • twitter

絵画が好きな人やアーティストなどをターゲットに、ルーブル美術館をイメージして改修した物件が、賃料1万3000円アップで成約した。
『光ハイツ』の2DKだ。
築38年、JR「長野」駅から徒歩22分のRC造6階建て全20戸のマンションだ。


             BEFORE
アドイシグロ_20170102_01.jpg

コンセプトは「絵と共に暮らす部屋」。
個性的な部屋作りをすることで、愛着を持って住んでくれる人に入居してほしいとの思いで企画した。
改修を手掛けたアドイシグロ(長野市)の担当者がアート好きだったことから、美術館のような空間をイメージした。
印象的なのは、ワインレッドのクロスを張ったダイニングルームだ。
ルーブル美術館内にある、壁一面が赤い「赤の間」と呼ばれる展示室をイメージし、入居者が好きな絵画を飾っても映えるようにした。
ふすまを取り払ってアーチ形にくりぬいた仕切りを設け、その上部には天使の浮き彫りを入れた。
看板製作を本業とする同社の技術を使って彫ったもので、高級感を出している。
ピクチャーレールと、間接照明も設置した。


             AFTER
アドイシグロ_20170102_02.jpg

約250万円を投じた。
石黒ちとせ社長は「浮き彫り部分は、欄間のようにした。築38年という古さから感じられる和の雰囲気と、西洋の雰囲気を調和させることで、物件の味になると考えた」と話す。
さらに、もう一つの居室は下地材だけで改修したDIY可能な部屋にし、壁紙を自由に選んでもらえるようにした。
DIYを取り入れることでより愛着がわき、長期入居につなげたいとの考えからだ。
入居を決めたのは写真スタジオに勤務する夫婦だ。
撮影した写真を飾るのにぴったりの内装が気に入ったという。
賃料は6万3000円と別途共益費3000円で、募集から1カ月で決まった。

検索

アクセスランキング

  1. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

  2. 戸建て賃貸強みに売上33億円【上場インタビュー】

    東日本地所

  3. ビューン 大石隆行社長 電子書籍読み放題、13万戸に

    【企業研究vol.246】ビューン

  4. 不動産業アワード、10社が受賞【クローズアップ】

    国土交通省

  5. セイワパーク 清家政彦社長 時間貸し駐車場1万2000車室

    【企業研究vol.245】セイワパーク

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ