和の雰囲気を取り入れ 賃料2万円アップ
2017年01月19日 | リノベーション
築40年の賃貸マンションの一室が
「明治から大正へ移り変わる時期の和モダン」をテーマに生まれ変わり、
賃料を2万円上げ改修後10日で入居が決まった。
ターゲットにしたのは、下町や和風を愛するカップルや新婚夫婦だ。
物件は地下鉄半蔵門線「押上」駅から徒歩6分の場所に立つSRC造7階建ての『向島西田コーポ』だ。
賃料9万円で募集をしていたが3カ月間空室だった。
BEFORE
1LDKの間取りはほぼ変えず、玄関に入った瞬間にレトロさを感じさせる仕掛けを施した。
約1m四方と狭かった玄関は約2倍の広さをとり、L字型の土間に変更した。
玄関周りは、黒で塗装し、落ち着いた雰囲気に仕上げた。
備え付けの姿見の上に設置した、電球を金属の格子で覆ったマリンランプの明かりがほの暗く照らし、
下町の夜のムードを漂わせている。
入り口から左手に設置した姿見には、イグサで編んだカバー付きで、
部屋の中に草の香りが漂い五感を刺激する。
洋室の壁には、書院造りをイメージさせる違い棚を取り付けた。
リノベーションにかけた金額は130万円。
募集賃料は9万円から11万円に上昇した。
実際に入居を決めたのは、狙い通り40代のカップルだ。
個性的な物件を探していたところ、和の雰囲気が気に入ったため入居を決めたという。