カフェ風に改修し賃料2万円上昇
2016年11月10日 | リノベーション
洗面台兼ねたカウンターが決め手
ライズグループ(東京都新宿区)は3点ユニットのメゾネットを、「仕事のはかどるカフェ風部屋」をテーマに改修し賃料を2万円上げて入居者が決まった。
室内には横長のカウンターを設置しており、パソコンで作業をしたり、洗面に使ったりできることが入居の決め手になっている。
BEFORE
物件は東京メトロ丸ノ内線「新高円寺」駅から徒歩7分の4階建てRC造マンション『クレアシオン新高円寺』約36㎡の一室だ。
もともと半地下で、メゾネットの上層部分が地上の1階に位置する部屋で、女性は防犯面で1階を避ける傾向があるため、ターゲットを働く30代の単身男性に絞った。
まずは、メゾネットの下層にある3点ユニットをバスとトイレに分離させた。
玄関から入って左側に位置していたシステムキッチンを右手前側に移動させ、冷蔵庫のスペースを挟んで奥側に、入り口の近くから窓際まで壁に沿って約3mの長さのカウンターを設置した。
AFTER
特徴は、洗面化粧台が兼用になっている点だ。
玄関寄りに置き型の洗面ボウルを設置し、ボウル真上の壁には化粧鏡を取り付けた。
カウンター左の壁面には可動式の棚を設け、コンセントも設置。玄関側で洗面、中央でパソコンでの作業、窓側をテレビ台としても利用ができる便利な備え付け家具となっている。
改修費用は420万円。
リノベーション前は9万円の家賃設定だったが11万円で4日以内に申し込みが入った。
入居を決めたのは、狙い通り30代前後の男性で、職業はクリエイターだ。
男性は「一番気に入ったのは用途範囲の広いカウンター」だ、と話していた。