築34年物件を古着屋風に改装

2017年09月25日 | リノベーション

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レンガ調クロスで単身男性に訴求

名古屋市を中心に不動産事業を展開する良室コーポレーション(愛知県名古屋市)は、築34年の物件を、古着屋をイメージした男性向け部屋につくり変えた。家賃は1万5000円アップの5万3000円で入居が決まった。

物件は名古屋市営地下鉄名城線『西高蔵』駅から徒歩1分の場所にある『パークサイドアパートメント・パーソンズ』の一室。竣工時から1度も改修されておらず、3点ユニットや押し入れなど古い設備が多かったため、家賃を下げないと入居が決まらない状況が続いていた。

単身用で1Kの間取りと、セキュリティ面を理由に女性が入居したがらない1階の部屋だった事から、ターゲットを単身男性に絞った。
室内は、レンガ調のデザインクロスと木目調のフロアタイルを使用。黒茶色のレトロな建具で、落ち着いた空間を演出。天井の躯体や配管をむき出しにして黒の塗装を施し、スポットライトを設置するなど、古着屋の雰囲気をイメージした。

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また、1階の特性を生かし、狭いべランダを広いウッドデッキに改修した。草が茂っているだけだった空きスペースを有効活用し、ベランダの一部をカットし、敷地内を目いっぱい使って人工木材のウッドデッキを敷いた。路面との境目には地面から2メートル以上ある柵を設置しているため、外部からウッドデッキ内に侵入される心配もない。ウッドデッキで読書をしたり、風に当たりながら食事をするなど、他の階にはない魅力に変えた。

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 実際に入居を決めたのは20代の専門学生。内装のデザインや他物件にはないウッドデッキが決め手となり、竣工から1カ月を待たずして成約した。工事費は230万円だった。

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