犬の飼えるシェアハウスが満室
2016年12月08日 | リノベーション
犬好きの家主が賃貸併用住宅を、犬が飼える女性専用のシェアハウスに改修したところ、1カ月で満室になった。
JR京浜東北線「大森」駅から徒歩18分の場所に立つ築30年RC造3階建て『HOUSE-ZOO大森』の1階と地下1階。
改修を手掛けたのはシーワン(東京都渋谷区)だ。
BEFORE
2階と3階は犬飼育可の賃貸住宅で、屋上はウッドデッキと芝生のドッグランになっている。
家主が住んでいた1階の約130㎡3LDKと地下の1室をシェアハウスに転用した。
部屋数は全部で4室。
7畳が2室、11.7畳、7.4畳の1室ずつだ。
AFTER
物件のすぐそばににぎやかな幼稚園が立っており、周辺の住人が騒音に対し寛容であることを想定し、入居者も犬が飼えるよう企画した。
家主が住んでいた際に使っていた家具をそのまま活用。
植物を模した、真鍮製のアンティーク調照明や、レンガを埋め込んだキッチン壁、アイアンのミシンテーブルなどが、西洋の住宅に住んでいるかのような雰囲気を演出している。
AFTER
木製ダイニングチェアーの脚は家主が室内で飼っていた小型犬がかじって白くなっており、見学の際にはオーナーが説明。
シェアハウス内でも気兼ねなく犬を飼えることをアピールし、入居の後押しをした。
工事費用は約150万円。
家賃は4万~7万円、共益費1万5000円で成約した。
入居を決めた30~40代女性らは、「オーナーの犬好きと、思い入れのつまった家をそのまま使って欲しいという気持ちに応えたくて契約した」と話しているという。