フランス家具が似合う部屋テーマに
2017年02月27日 | リノベーション
相場より2万円高でも成約
フランスの家具が似合う部屋をテーマにリノベーションし、相場より2万円高い12万円で成約した。
リノベーションを手掛けたのは若菜建設(東京都杉並区)だ。
BEFORE
物件は西武新宿線「井荻」駅から徒歩5分に立つRC造4階建て『第3若菜ビル』の2階部分だ。
1年間空室だった約100㎡の事務所に仕切り、2つの賃貸住宅にコンバージョンした。
賃料設定を10万円以上に想定していたため、ターゲットは社会人に設定。
白やフレンチグレーをべースにしたフランスの家具が似合う部屋だ。
壁は石こうボード、床はコンクリートの上にペンキで塗装し、白に統一。
天井はコンクリートむき出しのままにして空間にメリハリをつけた。
幅が2mと広めのクローゼットの面材も白く塗装し、全体にマット感のある、落ち着いた雰囲気に仕上げた。
道路側に面する四角い窓枠はもともと角の部分を円くデザインしてあり、そのまま残した。
猫脚の家具など曲線を多様するヨーロッパの家具にマッチしやすくなるようにという意図がある。
玄関から入って左手に設置したキッチン部分は高さ15cm程度の小上がりになっている。
キッチンのすぐ横には、ティータイムを楽しんでほしいとの思いから、グレーで大きな猫脚のダイニングテーブルを設置した。
改修には約330万円を投じた。
入居を決めたのは好みの家具を買い集めていた30代の単身者だ。
家具を自由に配置できる部屋を探し求めていたため、物件を一目で気に入り即決した。
猫脚のダイニングテーブルは撤去することとなったが、入居後に家具をどう配置するのかイメージを膨らませることができたことも奏功した。