人が集うカフェのイメージ
2017年03月16日 | リノベーション
対面キッチン導入し2カ月で入居
カウンターキッチンと白を基調にしたカフェ風の内装で、家賃を1万6000円増額させたのはマンション開発を行うグリップ(神奈川県横浜市)だ。
東急東横線「白楽」駅から徒歩6分の『ペガサスマンション白楽』は、築30年の鉄骨造。
20㎡の1Kで、リノベーション前は経年劣化により見栄えがさえず空室が続いた。
BEFORE
おしゃれな部屋で休日は友人と過ごしてもらいたいと、リノベーションのコンセプトをカフェ風にし、ターゲットを20~30代の社会人に設定。
廊下のキッチンを、居室内に移動し対面キッチンに変えた。
居室側の白い壁に白いタイルを貼りつけレンガ造りを思わせるデザインにした。
キッチンの前にイスを置くとカウンターテーブルとして使うこともできる。
居室の壁紙は白で統一し清潔感を出した。
床のフローリングと、新しく取り付けた収納棚は、白に灰色がかった木目調で、暖かみを演出。
廊下の天井には黒のアクセントクロスが一面に貼られ部屋内部の白を印象的にする役割を果たす。
キッチンの場所を移したことで配管も工事しており、改修費用は300万円かかった。
家賃は6万4000円に設定。
募集から2カ月で、20代後半の男性美容師が成約。
使い勝手がいい対面キッチンが決め手になったという。
担当者は「東急東横線沿線をイメージした、洗練られたカフェの雰囲気を演出している」と語った。