ファミリー向けを夫婦・単身向けに
2017年03月23日 | リノベーション
ビンテージ用の床材を採用
良品計画グループでリノベーション事業を行うMUJI HOUSE(東京都豊島区)は団地内で夫婦や一人暮らしの人が住みやすい団地をテーマにリノベーションした。
BEFORE
対象物件は新京成電鉄新京成線「高根木戸」駅から徒歩6分、5階建て団地「高根パールハイツ」の一室。
2年間空室が続いた物件は半年で成約、賃料は1万2000円上昇し8万円となった。
2LDKから、広く使い勝手がよくなるように1LDKに間取りを変更した。
部屋内部は無印良品のコンセプトであるナチュラルシンプルテイストを採用。
ターゲットである20~30代が好む内装にした。
スケルトンから改装を行い、むき出しのコンクリートにそのまま塗装を行った。
そのことにより壁にデコボコした表情ができ、団地の古さを生かしたビンテージ感を出すことに成功。
床においても、ハードメイプルを利用して、あえて節の多いラフな雰囲気を出した。
もともとファミリー向けにつくられていたため、夫婦や一人暮らし向きの家にできるようにしてコンロを3つから2つにした。
部屋干しができるようにするため専用スペースを設けた。
ターゲットを意識して浴槽も新調した。
リノベーション費用は600万円。
入居者は20代の男性会社員。
奇麗なつくりと広く使用できる居室スペースにより入居を決定したとのこと。
担当者は「無印良品の簡素・簡潔な世界観を部屋に落とし込むことができた」と語った。