オーナー住居をシェアハウスに改修
2017年04月27日 | リノベーション
共生の森がテーマ、インテリアに緑を配色
3階建ての賃貸住宅の一部をシェアハウスに改装し相場より1万円高で満室稼働中だ。
物件は京王電鉄京王線「笹塚」駅から徒歩7分に立つ3階建てで1階部分が賃貸、2階が賃貸と託児所、最上階はオーナー居住スペースだった。
今回は2階の託児所部分に3室、オーナー居住スペースに10室の計13室のシェアハウスにリノベーションし、シェアハウス部分を既存の賃貸と区別をして『SILVA笹塚』と命名している。
4月1日の入居開始までに全戸成約した。
賃料は6万7000円。
物件のコンセプトは「互いが共生する森のようなシェアハウス」。
入居者が刺激をし合って、繁栄する森のような場であってほしいとの願いを込めてつくられた。
ほぼ全てスケルトンの状態からリノベーションを行った。
BEFORE
中央部に26㎡の共用スペースとキッチンがあり、共用部から左右に広がるように各7.5㎡の居室スペースが並ぶ。
共用部分の壁一面にはギリシャ語で森を意味する「SILVA」の文字と、森のチョークアートが描かれている。
「シェアハウスの方針は話をしても伝わらない部分がある。イラストで視覚に訴えると伝わりやすい」と一柳雄太社長。
共用スペースには、イスやテレビ台、ソファなど至る所に森を想像させる緑色を配色した。
各居室スペースでは、日当たりが良いことを利用して光に反射して部屋が明るくなるイエローやピンクのクロスを貼った。
成約理由は一柳社長のコンセプトに共感したからだ。
SNSからの問い合わせが最も多く13室の内9室は一柳社長のフェイスブックの投稿をきっかけに入居を決定した。
相場より1万円程高い賃料でも独身者で成長意欲旺盛な20~30代に支持されている。