店舗デザイン会社が手掛けるカフェ風の部屋
2015年10月05日 | リノベーション
JR山陽本線須磨駅からバスで20分、
築25年のライオンズマンション奥須磨(兵庫県神戸市)の1室が、
リノベーションにより生まれ変わった。
「設計の段階から『カフェ風』にすることを意識しました」と話すのは管理を手掛けるE―コモンズ(大阪府大阪市)前嶋哲哉社長だ。
決められた予算でより魅力的な部屋をつくるため、住宅ではなく店舗専門のデザイン会社に設計を依頼したという。
「デザイン性の高い部材を安く仕入れ、仕上げてくれました」(前嶋社長)。
およそ350万円の改修費をかけた部屋は、シンボルとしてのDIY可能な化粧壁や、
「広いスペースを使えるように」と仕切りやドアを極力なくした間取りが特徴的だ。
また、入居が決まる前に開催されたオープンハウスでは、
同マンションの入居者を含む約20組の見学者が訪れた。
見学者の注目を集めたのは、キッチンの横に設置されたパントリー(キッチン周りに設置される収納スペース)で、
散らかりやすいキッチン周りをすっきり見せることができると好評だったという。
同じフロアにある他居室の家賃が5万6000円のところ、7万8000円で成約した。
「見学会の来場者の中には、セカンドハウスやSOHO(自宅や小規模オフィスで仕事をする形態)として使いたいという声も多く寄せられました」(前嶋社長)