塗装で部屋にアクセント付け
2015年10月19日 | リノベーション
賃貸市場の激戦区、阪急京都線上新庄駅から徒歩12分の場所に所在するローレムハイム(大阪府大阪市)の空室4室のリノベーションを行ったのは、リクレア・ライフエージェント(大阪府大阪市)。
畳敷きの和室を、原状回復ではなく部屋のデコレーションをすることにより、ほかとの差別化に成功した。
before
デコレーションのポイントは、クロスの張り替えや建具の取り換えをせずにカラー塗装を施すことだ。
青、緑、など各部屋に色のコンセプトを設定し、それに合わせて壁や建具のガラス部分に色付けを行う。
またキッチンや床にも部屋の色彩の雰囲気に合わせたタイルを使用して飾り付けることでよりオシャレな空間を実現した。
佐久川靖行社長によると「クロスなどを使用すると、原状回復の際に総入れ替えしなければなりません。しかし塗装にすることで次回以降の回復は塗った部分だけですみます」という。
1部屋あたりの改修費はおよそ15万円。
これまで家賃3万円だったところ、4万円の設定で全部屋入居が決まった。
また昔風の和室をおしゃれな印象に変えたことにより入居者層も変化があったという。
「生活保護者の入居者も多かったですが、リノベーションをすることで30代女性に選んでいただけるようになりました」(佐久川氏)