ブルー系配色で清潔感アップ
2016年05月30日 | リノベーション
5カ月空室が10日で申し込み
20代の男性がターゲットのリノベーションで、空室を解消したのはシノケンファシリティーズ(福岡市)だ。
築19年の木造アパートで、JR鹿児島本線竹下駅から徒歩8分の場所に立つ。
ベランダに洗濯機置き場があることが難点で、内見も少なく約5カ月間入居が決まらなかった。
同エリアの家賃相場は3万円。
新築時からすでに2回値下げをしてきたため、3万2000円の家賃をこれ以上下げたくないというオーナーの要望を受け、定額のリノベーションプランを提案した。
BEFORE
洗濯置き場を室内に設置するため、廊下と居室を隔てるセンタードアを取り除き、スペースを確保した。
18㎡1Kだった間取りが1Rになるため、若い男性を入居ターゲットに絞った。
女性の場合、料理をする時に室内の洋服や家具に臭いが移ることを気にするからだ。
AFTER
居室は古く傷んでいた茶色のフローリングを刷新した。
真っ白な床にアクセントとなる太めブルーのラインを縦に2本いれたデザインになった。
トイレとクローゼットの扉は淡いブルーのカッティングシートを貼りつけることで、部屋全体をさわやかな印象に仕上げている。
総施工費は30万円。
募集開始から10日間で内見申し込みがあり、20代の男性が入居した。
清潔感のある室内とフローリングのコントラストが気に入ったという。
「定額のリノベーションプランだが、施工内容は物件の立地や入居者層に合わせ個別にプロデュースしている」と同社担当者は説明する。