「相続と言えば司法書士」、世間にそう言われるようになりたいと彼は言う。河合星児。相続専門を掲げる司法書士法人NCP(東京都新宿区)を率いて、年間3400件の相続手続きを手掛ける。相続全盛の昨今だが、彼らが「専門」の看板を掲げたのは7年前。当時は同業者の多くが消費者金融の過払い請求バブルに沸いていた。時代が追いついた今、新たに彼らが仕掛けるのは、独居高齢者のための「死後事務委任契約」だ。自身が亡くなった後、葬儀・埋葬・遺品整理などの身辺整理を、委任するための契約が注目を集めている。
経済評論家 亀岡 大郎 氏
大正15年京城生まれ。新大阪新聞経済部長を経て、経済評論家となる。文藝春秋、サンデー毎日など一流紙で、経済・財界問題を中心に、精力的な活動を続ける一方で「自動車戦争」「ゲリラ商法」「IBMの人事管理」などベストセラー多数。