創業して1カ月も経たないうちに、監査法人と証券会社を訪ねたのは、上場の相談をするためだ。当時、その話をまともに聞く人はいなかったというが、担当者たちに見る目がなかったわけではない。7年後、実現することを予想できた人がいなかったのだ。彼自身を除けば。「馬鹿にされて悔しくて、それを原動力にやってきた」AMBITION(東京都渋谷区)清水剛社長、7年ぶりの登場だ。
経済評論家 亀岡 大郎 氏
大正15年京城生まれ。新大阪新聞経済部長を経て、経済評論家となる。文藝春秋、サンデー毎日など一流紙で、経済・財界問題を中心に、精力的な活動を続ける一方で「自動車戦争」「ゲリラ商法」「IBMの人事管理」などベストセラー多数。