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まちづくりで地元活気づけたい 仲内 悦治 社長

ナビック

兵庫県西宮市

2018年05月21日号

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仲内 悦治 社長

阪神間で土地活用の提案を行うナビック(兵庫県西宮市)。戸建て賃貸住宅『ナビキューブ』が好調で、建設中に入居を決め、今も住み続けているオーナーがいるくらい居心地の良い物件を提供している。また、最近ではリノベーションにも注力し、常に満室にしている。「次の目標は、地元宝塚の街づくり」と話す仲内社長に話を聞いた。

戸建て賃貸9割超10年入居

亀岡 ご無沙汰しています。対談は10年ぶりでしょうか。賃貸住宅新聞社が主催した読売カントリーや城陽カントリー倶楽部でのコンペにもお見えになっていましたね。

仲内 コンペの際は、たしか先生と一緒に回りました。当時と変わらずお元気そうですね。対談のほうは、11年前の2007年、仲内工務店から現在の社名に変更する直前にしていただきました。NEW VALUE AND IMPRESION CREATORS の頭文字をとった『ナビック』になってからは初めてお会いします。

亀岡 またコンペをする際はぜひお越しください。ところで社名がずいぶん変わりましたね。それでは工務店から、何の商売をやっているか一目で分からないですよ。事業の方向性を変更したのですか。

仲内 賃貸住宅の建設が好調だったある日、とある上場企業の社長に「地主の金で家を建てて、賃貸人が入居することがゴールになっていないか。自分たちだけが良かったらいいと思うのではなく、先を見据えろ」と叱咤激励を受けました。そうやって事業をしているつもりはありませんでしたが、着工中や竣工して入居者が決まったら一安心していたな、と胸をつかれた気分になりました。そこで「新しい価値と感動を想像する」会社にしたいという思いを込めて社名変更したのです。

対談.jpg

亀岡 建設会社に求められるのは、長期的なビジョンのもと、いかに長く入居してもらえる住宅が企画できるかです。この先、人口は確実に減少しますが、物件の供給がストップするということはありません。他社と差別化を図るためには、建設後のサポートや、しっかりした事業提案がより重要になってくるでしょう。

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仲内 悦治 社長

ナビック

仲内 悦治 社長

1960年2月18日兵庫県宝塚市生まれ。大阪工業大学建築学科卒業。伊丹市の建設会社に入社し工事、営業を行い役員に就任する。その後、実家の仲内工務店を手伝い、1995年引き継ぎ法人化。株式会社を設立し、代表取締役に就任する。2007年、ナビックに社名変更する。趣味はゴルフ。

ナビック
本社所在地 : 兵庫県西宮市生瀬東町15番20号
設立 : 創業1966年10月、設立1995年4月  資本金 : 2000万円円
事業内容 : 土地活用の提案、リフォーム・リノベーション、賃貸管理
経済評論家 亀岡大郎氏のサムネイル画像

経済評論家 亀岡 大郎

大正15年京城生まれ。新大阪新聞経済部長を経て、経済評論家となる。文藝春秋、サンデー毎日など一流紙で、経済・財界問題を中心に、精力的な活動を続ける一方で「自動車戦争」「ゲリラ商法」「IBMの人事管理」などベストセラー多数。

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