住宅診断現場に見る劣化ランキング発表

住宅診断士の育成普及団体であるNPO法人日本ホームインスペクターズ協会(東京本部・東京都中央区)では、去る7月21日に「日本の住宅資産価値は今後どうなる?」をテーマにメディアセミナーを開催した。
セミナーでは、基調講演で国土交通省住宅局住宅生産課楢橋康英企画専門官が「住宅の資産価値と既存住宅流通の展望」をテーマに講演。住生活基本法・住生活基本計画や住宅の寿命を延ばす取組の推進、既存住宅の流通の円滑化を解説。さらに、「住宅診断現場に見る既存住宅の現状と買い方・買い時指南」をテーマとしたパネルディスカッションや住宅診断現場に見る「築10年で劣化しやすい住宅部位ランキング」の発表をした。
ランキングの1位はバルコニー・ドレイン、続いて2位接合部、3位洗面・浴室、4位防水、5位屋根、6位外壁(吹き付け)、7位外壁(サイディング)、8位外部のシール(コーキング)、9位衛生設備、10位木部・鉄部の塗装だった。同協会によると、劣化防止のために重要なことは定期的にメンテナンスを行うことだという。  理事長あいさつで長嶋修氏は、売買する際に「建物の良し悪しを見極めることが重要です」と語った。
なお、同協会ではホームインスペクター資格試験を11月14日(土)を実施すると発表。既存住宅の流通にかかわる住宅の状態を診断するために必要な建物と不動産の知識、診断方法、報告書作成、ホームインスペクターとしての振る舞いや倫理基準など、実務に支障のない一定の知識や見識があるかどうかを問うものだという。

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